☆気ままに、「893」医師日記♪☆
薬剤師でもある、まだ成り立ての小児科医が綴る、☆涙あり笑いありの奮闘記♪
キリ番は誰の手に??

5900や6000などの
キリの良い数字を
見た人はご一報ください♪
記念碑に刻ませて
いただきますので♪
※ミニ記念碑☆
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k1sh

Author:k1sh
小児科医のヒヨコ(ひよっこ?)です
伝えることが好きです。

「人を助ける仕事をしたい!」
と薬学の道を目指すも、
インドで人生変える出会いを体験
一念発起医学部を目指すことに。

暗雲の中を漂いながらも(回想記
無事医学部学士編入学試験合格

卒業後研修医時代(奮闘記)を終え
現在小児科医としてスタート。
その小児の笑顔に触れ、
嬉し楽しい毎日を過ごす一方、
ちょっぴりほろ苦い経験もしながらも、
日々過ごしています。(巣立期

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ベンホー7 (小説)

次期皇帝候補とされていたベンホーは、
無実の罪で奴隷の町「マルク」に追放されてしまうが、諦めなかったベンホーは
何とか宮殿の重臣へと舞い戻る事が出来たのである。
34代皇帝が病に伏すと、ガスタは勝手に皇帝継承宣言をし、ベンホーを追いつめた。


この説明はコチラをクリック

「明星の暁」と称されるその晩、
ベンホーは何者かが、自分の寝室にいることに気づく。

「誰だ?」

そこには傷だらけの兵士が息も絶え絶えに横たわっていた。

「どうした? 何故このような姿に?」

兵士は答えた。

「ベンホー様、何者かがこの居住域に侵入しました」
「ガスタによる兵か?」
「……分かりません、ただあっという間の出来事で、私以外の見張り兵は皆やられました。
早くこの事を伝えなければと思い、何とか……ここまで……」
「もうよい、よくぞ伝えてくれた恩に着るぞ。ゆっくり休め」

そのまま兵は息を引き取った。

一体何者だろうか、そう考えるベンホーの背後に大きな衝撃が走った。
しまった、そう思った時は時既におそく、
ベンホーは気を失い、遠く暗い記憶の海へ沈んでいったのである。

ベンホーが次に気づいたのは何かの振動が原因だった。
うっすらと目をあけ辺りを確認すると、どうやら自分は馬の後ろに縛り付けられ、
そのまま馬が走っているようだった。

……このまま生け捕りにされてたまるか……

ベンホーは足に隠してあった短剣を取り出し、前で馬を操縦する者に切り掛かろうとすると、
即座にその手は払われた。
そして、その者はこう言った。

「おい、往生際が悪いぜ。子分は親分の言う事を黙って聞くもんだぜ? このクズ野郎が。」

そういって、その黒装束に身を包んだ男は、にっ、と一つ笑みを浮かべた。

少し走り、暗闇の丘の上で、男は自分と縛り付けていたベンホーの綱をほどいた。
地面に投げ出されたベンホーは再び男の顔を覗き込んだ。

「ドグマ? 本当にドグマなのか? お前死んだんじゃなかったのか?」
男は苦笑いを浮かべると、
「積もる話は後だ、まずは見ろ」

言われるがままにベンホーは丘の上からその景色を覗き込んだ。
そこはオーム帝国の宮殿周辺が一望出来る丘だった。
しかしその暗闇に浮かぶ景色に、ベンホーは言葉を失った。

「これは、どういうことだ? 」

宮殿一体にガスタの兵が、ベンホーの居住域を包囲しているのが見える。
しかしそれだけではなかった。
宮殿周囲全部を覆うように、
帝国兵の何倍、何十倍という松明(たいまつ)の明かりがそれをまた取り囲んでいた。

「あの明かりは……グル族か? 」

ドグマは大きくうなずいた。

「あんたらがくだらねえ、内部抗争している間に、全土のグル族は密かに集結し、
その時を虎視眈々と狙ってたんだよ。明日の朝には襲撃が開始される。
そうすれば、オーム帝国は滅亡だ。あんたを殺そうとしてるやつも、仲間もみんな皆殺し、終わりってこった」

ベンホーはうなだれた。
なんてことだ、こんなことにならないよう、気を配っていたのに。
オーム帝国が終わりだと? この数百年続いた帝国が明日で終わってしまうだと?
そんなことが今そこまで迫っているなんて。

「俺はあれからドグマ一味としてひっそり暮らしてたんだ。
だけどな、グル族が怪しい動きしてるもんで、今回グル族に潜り込んだってわけだ。
何とか力になってやりたかったが、あんたをこんな方法で連れ出すくらいしか出来なかった。
大事な部下も何人か殺っちまった、すまねえ」

ドグマは続けた。

「まずは逃げろ、俺が安全な所まで逃がしてやる。全てはそれからだ。」

そう言って再び、ドグマとグル族扮したドグマ側近数人とベンホーはその場から離れた。

「まずい、見張りだ」

途中グル族による関門があった。

「すまねえ、急いでるんだ、ここ通してくんねえか? 」
門番は言った。
「だめだ、今入った情報では怪しいやつが紛れ込んでるって話だ。そいつの捜索にお前もあたれ」
「おう、分かった、早速行ってくるからよ」
そういって走ろうとするドグマに
「おい、方向が違うぞ、そっちじゃない。情報ではあっちだ」
ドグマは懐の隠し持っていた槍を取り出そうとするが、それをベンホーは制した。
「さっき、ここの持ち場の長の命令で俺らは武器の補給に行くんだ。それを邪魔したら、あんたもただじゃ済まないぜ?」

門番はたじろいだ。

「わかった、今確認するから待ってろ。」

門番は数人いる。足軽のような使者が本部へ走り出した。
それをみるとおもむろにドグマは馬をおりた。
そして、ベンホーの前に跪き、右手を胸にあて、頭を下げた。
皇帝に対する敬意を示す仕草である。
そして静かにこう口にした。

「35代皇帝 ベンホー皇帝。あなたとお会いでき、光栄に思います。
もし、私めがこの窮地を乗り越えたら、ほうびは西の海岸一帯の土地を頂きたいと存じます。
よろしいでしょうか」
「ドグマ、お前一体何を考えている?」
すっとドグマは顔を上げると、
「子分であるあんたが皇帝になる姿、一目でも見てみたかったぜ」
そう言うと門番のもとへ歩き出し、突如槍で門番の首元をひと突きにした。

「お前何を…?」
すかさずまわりの門番にも斬りつけ、次々と殺していった。
ドグマの側近も加わった。

「ベンホー、早くいけ! 皇帝継承宣言をするんだ! 時期皇帝はお前なんだ、いいな?」
「ドグマ……」
その姿を後にし、歯を食いしばり、ベンホーはドグマの乗っていた馬に乗り、東の夜明けの空に向かって走り出したのだった。せめて出来た事は、持っていた弓矢の先に火を放ち、空高くその矢を放つことだけだった。
この行動には様々な意味が込められていると今では伝えられているが、ある一説によると殉職した兵士への手向けであったり、
その他特別な意味があったとされる、という説もある。
その矢はうっすらと開け始めた東の空に高く舞い上がったことだろう、その姿を遠くから明けの明星がただひっそりと見つめていたという。

翌朝、数万のゲル族は一気に宮殿に雪崩れ込んだ。
このとき多くの市民と貴重な財産はほぼ全て破壊されたという。
女子ども問わずゲル族は皆殺しにし、一瞬でオーマ宮殿は廃墟と化した。
ガスタの名がこれ以降歴史上に現れる事は決してなかった。

これ以降オーマ帝国の首都が西海岸から現在の東方へ変わっているのはこのためである。
この頃ベンホーは東のオーマ帝国の属国であるケプラにいた。
ケプラの人々はベンホーの事情を知り、快くベンホーをケプラの長に迎え入れた。
今この瞬間、小国ケプラとベンホーそして廃墟と化したオーマ宮殿とその周りで溢れているゲル族。
この状況をベンホーは一体どのようにして乗り越えたのだろうか?

続く
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