☆気ままに、「893」医師日記♪☆
薬剤師でもある、まだ成り立ての小児科医が綴る、☆涙あり笑いありの奮闘記♪
キリ番は誰の手に??

5900や6000などの
キリの良い数字を
見た人はご一報ください♪
記念碑に刻ませて
いただきますので♪
※ミニ記念碑☆
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k1sh

Author:k1sh
小児科医のヒヨコ(ひよっこ?)です
伝えることが好きです。

「人を助ける仕事をしたい!」
と薬学の道を目指すも、
インドで人生変える出会いを体験
一念発起医学部を目指すことに。

暗雲の中を漂いながらも(回想記
無事医学部学士編入学試験合格

卒業後研修医時代(奮闘記)を終え
現在小児科医としてスタート。
その小児の笑顔に触れ、
嬉し楽しい毎日を過ごす一方、
ちょっぴりほろ苦い経験もしながらも、
日々過ごしています。(巣立期

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巣立期22:Case5 ほれみたことか!
あの時何もしてくれんかったのは、
あんたですか!


めまぐるしい日直業務をこなし、
週明け、入院患者をみてみると、

k1sh「あれ? おととい見たあの子、入院になってる」

その子は翌日も受診し、採血の結果、
炎症反応は高値、脱水もきていて、
即入院となったのです。

……そうか、あの時は元気そうだったんだけどな……

確かにめまぐるしいインフルエンザの波のなか、
少し考えが鈍っていたのはあるかもしれません。

しかし、あの時点ではおそらく

採血は必要なかった

と今でも思っています。

しかし……


リバー先生「k1sh先生、すみません、ベル(仮名)君の診察お願いできますか?」


ベル君(自分が採血をしなかった子)
は背中がかゆいと言っていたらしく、
自分は担当では無いですが、診察に行くことになりました。



病室に入ると、あの祖母が横についていました。

k1sh「どうですか? あの後良くならなかったんですね…」

祖母「そうなんですよ、前の病院行っても、風邪とかなんとか言われて
次の日もここの病院来たけど、採血してくださいっていったのに、
何もしてくれなくて。結局やっぱり思ったとおり炎症反応もだいぶ高かったようですよ、
脱水も進んでました。あのとき検査してくれればこんなことに
ならなかったのに」

矢継ぎ早に言われ続け

……自分がその時の医師と分かってるのかな……

そう思っていると、

祖母「あなたが、あの時の先生ですか! あぁ、そうですか。
よろしくお願いしますね」

それ以上は何も言われませんでした。

……確かにそう思うだろうな……
……きっとこれが本音なんだろう……

そう考えながらも、心は何とも非常に報われない
不完全燃焼感で溢れていました。

……どうすればよかったんだろう。採血してくださいって子全員にする訳にもいかないし……

そんな事を悩みながらもそのベル君は退院しました。


しかし、その祖母とは思わぬところで再会したのでした。

次回「あ、あなたは……?」

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